レトロゲーム小話6『買わなかった武器』

てつのおの

そういえば「てつのおの」買ったことがないなあ…とふと思ったり。
FC版ドラゴンクエストの話よ?

ドラクエを購入した当時、私は小学生だったということもあり、繰り返しプレイはしていた。
どれぐらいやりこんだかは、ここでは話さないでおきますね……。

なぜ「てつのおの」を購入しなかったのか?
ドラクエの武器は全部で7種類。(素手は除く)

「てつのおの」は真ん中ぐらいの強さを誇る武器なので、重要なはず。

「てつのおの」560G、次に強い武器「はがねのつるぎ」は1500G。
しかも「はがねのつるぎ」を購入するためには、沼地の洞窟を越えた先にあるリムルダールの町までいかなければならない。

分断された向こうの町なので、1ランク上のモンスターが出現するため「てつのおの」より1ランクしたの「どうのつるぎ」では、戦闘は厳しい。

一番安い武器「たけざお」なら、初期所持金で「こんぼう」が買えるので、わかるのだが……。

なんとなく当時のことを思い出してみると、勇者が斧を持つのはカッコ悪い、みたいな変なイメージを抱いていたことが、記憶として残っている。

「こんぼう」も原始人みたいでイヤだった

そんな話を友人と話していた記憶もある。

そして、560G貯められるなら、1500Gも貯められるだろう…そんな結論に到達していたのである。

レベル上げ自体、当時は特にそこまで苦痛ではなかったので、嫌いな武器を買うぐらいなら、時間をかけることを選んだのだろう。

そう考えると、ゲームに対するこだわりは、赤赤白黒でクリアしたファイナルファンタジーではなく、初代ドラクエかもしれない……

おわり

※この話はXでウイッカが執筆したものを掲載しています

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