前回までのあらすじ

気がつけば洞窟。しかも、牢屋の中…。
リザードマンたちの捕まったのである。
ここはザルツ地方のフェンデル王国の南、フラーゲン領のはずである。

ある者は護衛中に、ある者は旅の途中、そしてある者はリザードマンに戦いを挑んで返り討ちに…冒険者としての油断が招いたことは事実であるが、とりあえず一行は洞窟の中にある牢から脱出するため、協力することになった。

皆で知恵を出し合い、何とか牢屋を抜け出すことに成功。洞窟の途中で倉庫らしい部屋を見つけるが、無駄に使えない武器ばかり。何とか、間に合わせの装備品を探し出し、武装。洞窟の出口付近にいると思われるリザードマンたちと戦うために洞窟を進んだ。

途中、特別な牢に入れられているカタリナという女性を見つける。カタリナはフラーゲン領の領主、フラーゲン伯爵の娘であり、一行の中には彼女を護衛していた者も含まれていた。彼女は父より与えられた護身用の魔剣を所持をしており、それを貸し与えてくれることになった。

一行は協力してリザードマンを撃退し、蛮族語で書かれたドラゴンの命令書というものを発見する。そこにはリザーマンたちに人間を送るように急かす命令が書かれていた。

カタリナを連れて洞窟を脱出し、フラーゲン領の南にあるケラスス村へとたどり着いた一行。そこで待っていたのは、消息不明の娘を心配して軍隊を引き連れていたフラーゲン伯爵本人であった。