ゲーム回想記13 ~FC版ファイナルファンジー/EP8 ~周りの評価が…~
この頃から…
※当時のレベルはもっと高かったです
私の周囲でFFの人気が出てきたのは、実は遅かった。
以前のエピソードで紹介したA君以外に所持していたのは、あとひとりくらいだった。
FFは12月18日に発売された
経たないうちに、6-7人ぐらいが購入してプレイするようになっていたのである。
この状況にはもうひとつ、心当たりがある。
中古ソフトである
今でこそ当たり前だが、当時はまだファミコンソフトの中古販売を扱っている店はなかった。少なくとも、私が住んでいる地域にはなかった。
半年ぐらい前から、数件あった地域の古本屋さんが一斉にファミコンソフトの中古販売を始めたのである。
おかげでファミコンソフトが、新品に比べるとかなり安く手に入るようになった。
誕生日やクリスマスといった特別な日でなければ買って貰えないファミコンソフトの敷居が、わずかながら下がったのである。
親の同伴、同意は必要だが、もう遊ばなくなったファミコンソフトを売り、差額分を親に支払って貰う形で、欲しいタイトルの中古ファミコンソフトを入手することもできるようなった。
その影響で評判の高かったFFも購入されるようになったのである。
当然、先行している私や友人Aに、FFについていろいろ聞いてくる。
話をしていくなかで、私のパーティー編成(赤赤白黒)が、初見プレイでは絶対しない編成であり、終盤まで進められていることに、ある種の特別な存在として見られるようになった。
『ウイッカは魔法にこだわりがあり、あいつは魔法のスペシャリストだ』
小学生の思考なんてそんなものである。
この時から魔法に関する質問は私にくるようになり、なぜかそれはFF以外のゲームソフトの魔法についてまでくるようになったのである。
私もその気になってしまい、持っていないゲームタイトルの攻略本まで買ってしまう始末であった…
なにはともあれ、私の魔法へのこだわりのベースはここに始まりがあるといってもいいだろう
物語に吸い込まれていく
海底神殿の潜水艦のエピソードで感動した私であったが、今度は物語の全容に驚愕する。
「ロゼッタいし」を学者ウネに渡したことで、ルフェイン語が話せるようになり、ルフェイン人の町で情報収集ができるようになった。
風のカオスがいる浮遊城とそこへ続くミラージュの塔の話を聞くことができる。
風のカオス、4つのカオスを操る存在、ルフェイン人の5人の戦士…
物語の後半ということもあるが、今までのRPGにはないストーリー性に、吸い込まれてしまったのである。
ドラゴンクエストとは違う、リアル寄りの世界観、物語が、当時の私にマッチしたともいえる。
風のカオス・ティアマットを討伐
ゲーム進行は、すでに戦闘のパターンが組み上げられているため、詰まるようなことはほとんどなかった。
しいて挙げるなら、アイテムがいっぱいで、やむを得ずに防具を捨てて、宝箱を開けたら「ふく」が入っていた、というような地味なトラップに引っかかって、悔しがったぐらいである。
ルフェイン人の町で手に入れたチャームのおかけでミラージュの塔に入り、滝の裏の洞窟で手に入れたキューブで浮遊城にワープ。
ループするギミックも、得意のマッピングですぐに解明し、最上階へとたどり着いた。
風のカオス、ティアマット…情報もなく、弱点がなにかわからなかったため、初手から最強攻撃魔法を連発した。
8レベル魔法が使えるようになっていたので、白魔道士のホーリー、黒魔道士のフレアが良い感じにダメージを与えてくれた。
ティアマットの初手で魔法を使われ、2ターン目に黒魔道士以外の三人が回復魔法を使った記憶はあるものの、5ターンはもたなかったはずである。
残ったのは4つのカオスを操る存在…そして、この物語のギミックに強い衝撃を受けるのである
つづく
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