1000年後の世界ハルファ
惑星ハルファ
オラクル船団から1000年後世界へ渡った私がたどり着いたのは、惑星ハルファという場所であった。
どうやら私は宇宙から降下ポッドでハルファに降り立ったらしい。
残念ながら私が持つ記憶も一部が改ざんされており、私自身が使える重要な能力についても、わからない状態である。
だが、アークス第三者委員会としての使命は覚えており、1000年前の記憶の一部についても、思い出すことができる。
ハルファに降り立った時、降下ポッドを開けて、私を外へ出してくれた惑星ハルファの住人、ハルファ人は、私に対して友好的な態度で接してくれた。
これは私が『星渡り』と呼ばれる存在だからだそうだ。星渡りについては、別の項目で説明することにしょう。
エオリアタウン
私が降り立った場所は惑星ハルファのエアリオ地域で、南西にあるカナイ島であった。そこでアイナというハルファ人によって、降下ポッドから助けだされた。
その時、マノンという女性もいた。彼女はハルファ人ではなく、いわゆる私と同じく降下ポッドでこのハルファにやってきた『星渡り』らしい。
そして私は彼女らの案内で、彼女らが暮らすエアリオタウンへと向かった。途中、ドールズと呼ばれる謎の生命体と遭遇、戦うことになるが、エアリオタウンの族長でアイナの父親でもあるガロアが駆けつけてくれたおかけで、撃退することができた。
エアリオタウンへ到着した私は、星渡りとして歓迎され、住人と交流を持つことで、ハルファについての知識を得ることができた。
ハルファ人のドールズとの戦いの歴史
惑星ハルファにおいて、ハルファ人とドールズは500年以上、戦いを続けているらしい。
その戦いに力を貸しているのが、私のような宇宙から降下ポッドで降りてきた、星渡りと呼ばれる人々。
星渡りは戦闘能力に優れ、ハルファ人と協力しながらドールズと戦いを続けてきた。
だが、私が推察する限り、ハルファ人はドールズに対して決して優勢というわけではない。
500年以上も戦いを続けていれば、ハルファ人が我々と同じ人類だとするなら、疲弊していくだけだからだ。
エオリアタウンに住む人々の生活も、決して文明的とはいえない。
セントラルシティという場所にいけば、もう少し都会的な生活様式になるらしいが、それでも1000年前より文明が退化していることは、オラクル船団にいた時を考えれば、明らかに退化している。
アークスについて
ハルファでは、ドールズを戦う組織をアークスと呼んでいる。軍隊的な組織という点では、1000年前と変わらないが、中身は大きくかわっている。
それはアークスに所属しているガロアにアイナという娘がいる事実である。
1000年前のアークスでは、恋愛は認めていたが、結ばれることは許可していなかったからである。
どちらにしてもまだわからないことだらけであり、一度、セントラルシティへ行って、詳しく調査する必要がある。
NGSレポートNo.002/Wicca