レトロゲーム小話12『ロトのしるし』(DQ)

ロトのしるしの在処

えっ、それでいいの?
そういう問題ではないと思うのだが……

「ロトのしるし」は沼地に落ちている。

ドラクエをプレイした人は、そう思ったのではないだろうか?

メルキドの町にいる爺さんが、「ロトのしるし」のある場所を教えてくれるのである。

ロトの子孫ということで、いきなり竜王退治を命じられる経緯ではあるが、ロトの子孫であるということを証明できるものはない。

だから「ロトのしるし」は、ロトの子孫であることを証明するアイテムではあるが、拾うというのは……

せめて、勇者の過去を知っていて、両親が危険なものだとして「ロトのしるし」を沼地に隠した、というようなエピソードであれば、まだ納得はできる。

そんな話はまったくなく、ただ爺さんが場所を教えてくれるだけである。

ロトの子孫を証明する人物は……

爺さんのところまでたどり着ける人物であれば、誰でもいいのか?

さらにこの爺さんの教えてくれる場所というのが、ラダトーム城までの距離であり、実際に歩いて探すのはほぼ不可能に近い。

それを可能にするのが、ローラ姫を助けたら貰える「おうじょのあい」
このアイテムを使うとラダトーム城までの距離を、ローラ姫が教えてくれる。

つまり「おうじょのあい」を得た者にしか「ロトのしるし」は手に入らない=血の継承ではなく、「おうじょのあい」手に入れた者がロトの子孫である、という図式が成り立つのである。

まさかローラ姫…いや、それよりも爺さん

過去にローラ姫の侍従とか護衛の魔道士とか、やっていなかったか……

おわり

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※この話はXでウイッカが執筆したものを掲載しています

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