ゲーム回想記14 ~FC版ファイナルファンジー/EP9 物語の終わりと始まり~
語られる破滅の原因
4つのクリスタルの力がカオス神殿に集まっている…つまり、ガーランドがいた神殿のことである。
カオス神殿にいたコウモリが、実はルフェイン人たちが調査のために送り出した5人の戦士であり、カオスによってコウモリに変えられていたというのである。
コウモリに変えられた戦士たちから語られる、世界破滅の原因の場所…それは2000年前のカオス。
しかも5人の戦士が突き止めたのは400年前
4つのクリスタルの力によって、2000年前にタイムトリップすることができるという。
理由まではわからないが、2000年前のカオスを倒せばよいことはわかった
余談ではあるが…
浮遊城で『アダマンタイト』というアイテムを手に入れた。
無論、『アダマンタイト』があればまぼろしの剣が作れるかもしれない、ドワーフの鍛冶屋が言っていたことはメモしていた。
この時点で大方の予想つくと思うが『アダマンタイト』で作って貰える剣は『エクスカリバー』
そして『エクスカリバー』は
ナイト専用の剣!
赤赤白黒では誰も装備できない!
しかもエクスカリバーは捨てることも売ることもできない!
エクスカリバーいらねぇぇー!!!
道具としても使えないので、4つしかない武器枠をひとつ占有してしまう、ただのお荷物武器であった
意気揚々と過去のカオス神殿に乗り込んだが…
レベルも40近くまであげていたため、白魔道士、黒魔道士は、8レベル魔法が5、6回使えるようになっていた。
戦闘は相変わらず、武器で攻撃するのは先頭の赤魔道士だけで、あとは魔法効果のある武器や防具を使うパターンであった。
それでも十分に強く、道中の雑魚で苦戦するようなことはかった。
カオスはどこにいるのか…神殿内を歩いていると、降りる階段の手前で戦闘になった。
現れたのは土のカオス、リッチ。
最後のボスまでに一度倒したボスキャラが出てくるのはよくあること…リッチはアンデッドなので炎に弱い
簡単に倒せると、たかをくくっていた
戦闘が始めるといきなり【フレア】
これは8レベル魔法である。
しかも超強力で白魔道士と黒魔道士が即死してしまうほどのダメージを受けたのである。
赤魔道士も瀕死であり【ファイガ】2発ぐらいではリッチを倒せない。
結局、全滅である。
魔法のダメージはその時によって差があることを知っていたので、再度挑戦…それでもダメ。
レベルあげることも考えたが、運良く生き残ってくれることを願い、数回…どうにか倒すことができた。
2人ほど死んでいたが、赤と白が生きていれば【レイズ】という生き返らせる魔法が使える。
その後、マリリス、クラーケン、ティアマットと階層を降りていくと出てきたが、【フレア】のような反則魔法はなかったため、それほど苦戦することなく倒すことができた。
そしてカオスがいる最下層にたどり着いたのである。
衝撃を受けた真相
カオスはガーランドだった
2000年後の未来で倒される瞬間、4つのカオスの力によって過去にタイムトリップされたという。
そして、2000年後のために、4匹のカオスを送り込み、4つの力で未来の自分を過去にタイムトリップさせる…自分を倒しにきた光の戦士を倒すことで、永久に生き続けられるというのである。
つまり、光の戦士が過去にタイムトリップして戦うのは初めてではないのである。
何回、同じことを繰り返しているんだ!?
そう思わせる物語の展開に、当時の私はかなりの衝撃を受けた。
その衝撃を抱えたまま、私はカオスとの最終決戦に挑んだのである。
ちなみにマサムネという最強の武器がカオス神殿内に存在しているのだが、取っていなかった。冬休みだったせいもあり、情報として知らなかったのである。
長期戦覚悟の戦い
さすがにラスボスであるカオスとの決戦は、長期戦覚悟の体勢をとった。
最初は【インビア】と【プロテア】をかけて、魔法防御力アップも一通り使った。
黒魔道士も1ターン目はヘイストを赤魔道士にかけた。
回復も織り交ぜる必要があるため、3ターンくらいは補助魔法に費やした。
黒魔道士だけは2ターン目から魔法の【フレア】を使用して攻撃した。
主に攻撃するのは先頭のヘイストが掛かった赤魔道士と黒魔道士で、もう一人の赤魔道士と白魔道士は補助魔法と回復魔法をひたすらかけ続けた。
そのうちカオスの攻撃は当たらなくなり、魔法攻撃もそれほどダメージはうけなくなった。
さすがに【地震】(即死攻撃)をしてきた時には焦り、【ケアルガ】(全回復)を使った時は驚いたが…
とはいえ、一度優勢に傾くとさすがにそれを覆すような攻撃はなく、数ターン後、カオスを討伐することができた。
エンディング、そして…
2000年の輪廻を断ち切り、無事、もとの世界へ帰ってくる光の戦士たち
ただし、もとの世界に戻ったため、光の戦士たちの活躍を知る者はいないという……
これまでの苦労を想いながら、それでもいいか、と思わせてくれるエンディング
私は満足した。
FFをプレイして良かった、それは初めてに近い感情かもしれなかった。
学校が始まり、FFを無事にクリアできたことをクラスの友人たちに報告すると、その日から私を見る目が変わった。
クリアできないと思っている友人もいたからである。
『ウイッカはゲームを魔法だけでクリアする、本物のこだわり派だと……』
最初は否定していたが噂は広がり、そのうちに…
「エクスカリバーはクソの役にも立たなかった!」
などと、調子に乗る発言が目立つようになり、自業自得気味に魔法こだわり派のウイッカとしての人生が始まるのである……
おわり
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