創設者ヘルダイバーの活躍とその後
◯HELLDIVER(ヘルダイバー)とは?
今から約40年前(新光歴198年)、かつてダークファルス【巨躯】(エルダー)との戦いに前線部隊として参加したキャストである。
だが、彼にはS因子という特別な組織体(遺伝子?)のようなものを所持しており、時間を往来できる力を持っているという。
◯未来、スーパーアースからやってきた
HELLDIVER本人が話していた記録である。
彼はさらなる未来、管理民主主義を掲げ、全銀河を統一したスーパーアースという超巨大国家からやってきた。
彼はスーパーアース司令部の命令により、S因子の起源について調査することになった。
限界まで時間を遡った結果、宇宙を旅する船団が、一つの強大な艦のようなものを亜空間に破棄しているところに遭遇した。
他にも調査メンバーはいたらしいが、見あたらなかったという。
時間を遡りすぎたと考えた彼は、時間を進めることにした…そしてたどり着いたのが、新光歴198年のオラクル船団である。
◯変革をもたらしたキャストパーツ
アークス上層部によって記録は改変/末梢されているが、HELLDIVERが身に着けていたキャスト用パーツは、画期的なものであった。
技術不足により、完全な複製はできなかったものの、そのコンセプトだけでも、当時のものとは比べものにならないほど先進的なものであった。
少なくとも戦いなどで破損したパーツがフォトンにより再生される内部機構は、彼によってもたされたものらしい。それまで、逐一破損したパーツを丸ごと交換していたことを考えれば、飛躍的な性能の向上といえるだろう。
◯ダークファルス【巨躯】(エルダー)討伐で活躍するも……
オラクル船団でHELLDIVERはダークファルス【巨躯】(エルダー)との戦いに前線部隊として活躍した。
アークス上層部の情報操作や記憶操作には、やむを得ないと賛同するも、自分たちの都合のいいように記憶を操作しているのではないかという不信感を抱く。
そして、スーパーアース司令部より『管理民主主義の種を探し守る』という密命を思い出したのである。
この時、彼は時間の往来を試みようとしたが、S因子が機能不能になり、時間の往来ができなくなっていた。
そこで彼は気づいたのだ。
『自分こそが管理民主主義の種ではないか!?』
彼は管理民主主義を掲げながら地下活動をし、賛同者を広げていく。だが、その陰でアークス上層部の記憶改ざんの実態を調査進めていた。やがてそれが発覚し、捕らえられてしまうのである。
◯HELLDIVERのその後
オラクル船団安全維持法によって、HELLDIVERは収監されその後の行方は、はっきりしていない。
公式記録によれば、HELLDIVERはアークス上層部の不正を隠すべきではないと主張するばかりで、管理民主主義の危険性を指摘する、アークス法務部とは話がまったく噛み合わなかった。そのため、司法判断によりしかるべき処置がされたという。
(記:アークス法務部臨時長官マリア)
それが『記憶改変および8番艦送り』ではないかと噂されているが、真実は定かではない……。