レトロゲーム小話16『ファミコンがきた日』
家に帰ってきたら……
家に帰ってきたら、ファミコンがあった。
小学2年生の時である
友人の家にお邪魔した時、たまたまゲーム機があり、それが、ファミリーコンピューターであることを知ったのである。
マリオブラザーズとドンキーコング、ドンキーコングJrだったと思う
あまりにも面白かったので、父親に話したら、どうやら父親も興味を持ったようだった。
それから数日後のこと…
父親が休みの日に、ファミコンとソフト2本(麻雀、F1レース、ファミリーベーッシク、それに14インチテレビを買ってきたのである。
父親でゲーム好きであることは、よく知っていた。喫茶店にゲーム筐体があると、よくプレイしていたからだ。
インベーダーゲームなどは、だいたい1面はクリアしていた。
しかし、なぜファミリーベーシックまで買ってきたのかは、わからない。父親はまったく興味がないようだったし、触っているのも見たことがない。
私もなにをするのか、よくわらなかった(当時小二)
店主にうまいこと言われて、騙されて買わされたのだろうか?
こうして、当時、無力なキッズだった私は、労せずしてファミコンをゲットしたわけだが……
そんな父親の所業に対して、祖母(父親の母)は激怒していた。
またそんな玩具を買ってきてと……
父親が多趣味というか凝り性というか、レコードも何百枚とあり、釣り道具も釣り竿だけで何十本、ひとつの部屋を父親のものだけで埋め尽くされている始末であった。
母親は気にしない性格なので……
今になって考えると、ファミコンとファミリーベーシックだけで3万円。ソフト2本で1万円。それに当時、テレビは一番小さいサイズの14インチとはいえ、たぶん10万円ぐらいしたのではないだろうか…そりゃあ、祖母が怒るのも仕方ないかw
ちなみにファミコンを購入したのは1984年ではないかと思われる。その後、私がゼビウスを発売日(11月)に買って貰っているので……
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