ﾚﾄﾛｹﾞｰﾑ小話9『許せ！ ローラ姫！！！』（DQ）
許せ、ローラ姫……
あくまでも小学5年生だった当時の、バカな男子のたわごとだ。
そういうわけなので、別に無理に読む必要はない。
学校からの帰り道に、小5男子三人が、ローラ姫の話で盛り上がっただけである。
ドラクエ好き小5男子の会話……
W：Wicca a ：友人a b:：友人b
a「そういやローラ姫って、沼地の洞窟に閉じ込められている間、どうしてるんだろ？」
W「牢だから、閉じ込められたままだろ」
a「そうじゃなくて、生活だよ。風呂とか着替えとか……」
W「牢屋に入れられているのに、そんなもんないだろう」
b「汚ねぇな、ローラ姫。助けた時、そのまま抱きかかえるぞ？」
a「さすがに着替えるでしょ？」
W「いや、それこそ無理では……」
a「ローラ姫って、半年以上捕まってなかったか？」
b「うわっ…いくらお姫様でも、それはイヤやなあ」
a「だとしたら、トイレとかはどうするんだろ」
b「海の下だから、水はあるだろう」
W「でも海の下だから、流せなくないか？」
b「そうやな…まさか、牢のなかに出しっぱなし！？」
W「ドラゴンがいるからな…食べてくれるとか……？」
a「それはありそう。ドア開けて顔だけ入れて口開けたら、トイレ代わりになりそう」
b「ドラゴンがローラ姫のウ○コなんて食うかぁ？ 肉食だろう」
W「舌でお尻も拭けるしなあ……」
a「おぉ、便利やな」
W「だいたいドラゴンなんて、なんでも食うんじゃないか？」
b「……まあ、竜王に命じられてるし、見張りだけではないんだろうなあ」
W「あとはまあ、魔法使い、が世話をするかな。着替えとか、食事とか…トイレもオマル持ってきて、終わったら海に捨てればいいだけだし……」
b「なんか、それっぽいな。外国のトイレがない牢屋とかは、そんなんみたいやし……」
a「魔法使いって、女いるんやろか？ 見た感じ男やけど……」
W「魔法使いは魔法使いという魔物の種族で、男女とかなかったはずだけど……」
a「それなら問題はなさそう」
W「いくらローラ姫とはいえ、魔物だから、着替えとかトイレとかに興味ないやろ……」
小学5年生の他愛もない会話なんだ……
許せ！ ローラ姫！！！
おわり
※この話はXでウイッカが執筆したものを掲載しています
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